独りでも幸せな日々

危機心理学、危機に陥った時こそ過去をどう捉えるかが重要になる

いのまた健

抑うつ状態を経験してから自分自身の在り方が最も重要だときづく。心と身体の健康。自分軸で生きることが何よりも重要。 独りひっそりビジネスを通して自分軸で生きる思考方法を綴っています。

苫米地英人さんの本を読んでいた時、

本に書いていた内容をシェアしたいと思います。

 

人間は危機に陥ると「戦うか!逃げる!」

という脳の状態になる。

もしくは、思考停止で何もできない状態

になるかもしれない。

熊に突然遭遇したらどう行動するのか?

大災害に遭遇したらどんな心理になるか?

人間は、その出来事を強く記憶してしまい

悪い記憶としてトラウマになり

心に傷を受けて病になることだってある。

恐怖体験をトラウマにしないためには、

何が必要なのか?

悲惨な体験の記憶から自身を守る方法が

あると言われています。

 

緊急時平常心を保つには?論理的なことしか伝えない

 

アメリカのCDC(疾病管理予防センター)が

中心となって進めている一種の危機管理プログラム

仮に重大な感染症が発生した場合

その感染症を予防したり管理したりすることは

重要だけども同時に、国民に広がるデマ・不安・恐怖

広がる混乱心理を抑制することも大切になってくる。

 

そのためには、国民に正しい情報を公開し

知識を広く知らせることが国家的な危機を

乗り越えるには最善の方法だと考えているのです

感染症が起きるとどうなるか?

人々に悲観的な感情が広がり

そのために会話の仕方や内容が変わります。

 

出来事に対する否定的な反応が、

人に否定的な行動をとらせるようになる。

やる必要のないことをやらなければと

考えるようになる。

商業活動全般が縮小し、旅行をしなくなる。

悲観的な感情で少し体調が悪いと疑ってしまう。

 

相手に対しても自分に対しても。

なぜかいつもなら気にしないのに。

人は不安を解消する行為として、

無意味なことをやろうとしてしまう。

意味もなくおろおろしたり。

 

頭のなかで、危機的な状況をぐるぐる

繰り返して頭を掻き回す心理状態になり、

最悪パニック状態になる。

そんなときどうするか?

・1番目に、「最悪の可能性を伝える」そして

それが時間の経過と共に改善していることを数字で伝える」

・2番目に国は、「危機を収束させます」という約束はしない。

状況の不確定さを人々に正確に知らせる。

その問題を解決する方法のみ伝える。

・3番目は、その後の取り組みで、問題解決の過程が進んでいる

ことや状況が改善していることを伝えるために、

それを示すデータや数字を継続的に国民に与えていく。

・4番目は、恐怖を認め、人々に目の前の恐ろしい事態に

関連する文脈情報を与える

 

長い間危機に陥ったら人は獣になる

 

生命の危機は何で凌ぐ?

人間は絶体絶命になると

「戦うか!逃げるか!」の状態になります。

目の前の危機に遭遇して

ゆっくり考えていたら死んでしまいます。

銃を向けられて、

「鉄製の物を自分に向けてきたぞ。

これはおもちゃなのか?

それとも人を殺せる武器銃なのかな?

いやこれはただの脅しか?」

とゆっくり考えていては

本物の銃であなたを殺そうとして

いるなら瞬間的に判断しないと死にますよね。

 

瞬間的な判断を必要とするときは、

直感的な判断が得意な篇桃体などの

大脳辺縁系が必要となるそうです。

ちなみに前頭前野が論理的な思考を司ります。

そのため、絶体絶命になると人間の脳では

篇桃体を含む大脳辺縁系の活動が活発になる。

 

そして論理的な前頭前野の活動が

抑えられるようになっていくってな具合です。

 

脳の状態は頭を使わない行動に

移っているということですね。

この絶体絶命が

長時間・長期間になったらどうなるのか?

本能状態がずっと続くと

動物のようになるということですよね。

獣になっていくということです。

 

人は、段々とちょっとしたことにも反応してしまう。

すると無意味な行動をとってしまう。

心身はすり減っていきますよね。

さらに起こりうる最悪の状態を

頭のなかでぐるぐるずっとまわしていたら

気が滅入ってきて、恐怖に支配されてきます。

社会全体にこうした状況が

蔓延してきたらどうなるか?

 

自分だけは助かりたいという気持ちも

生まれてくるはずです。

 

他人をみて手を差し伸べよう

という気持ち余裕がなくなってきて、

獣化しているなら自分が

助かる方法を探します。

そして2次災害が発生します。

 

感染症ならうつるかも?

の疑心暗鬼が他人に対して怒りをぶつける。

他人を避けるなど。

人々が疑いはじめて経済活動が落ち込んでいく。

じゃあどうすればいいのか?

 

危機に陥った時こそ過去を変えることが何よりも重要

 

個人では論理的になる前頭前野

の活動を促すことになります

文脈情報を与えて、恐怖体験を知的情報に変換する。

体験を分析的で知的な記憶に変換する。

地震が起きたら頭に物があたらないように頭を守る。

感染症が発生したらなるべく人混みが

多いところに行かない。

論理的にたんたんと事実だけを

伝える方がいいということです。

 

難しい表現ですけど前頭前野を

働かせば嫌な気持ちがなくなっていく

ということです。

自然災害・感染症、自分で防ぎき

れないことがあると嫌な気持ちになるし

全てを防ぎきれません。

だけど出来事をどう記憶するかは、

自分で出来ることです。

受け止め方を自分で変える。

過去は変えられる!とは

過去が変わるとは自分が

受け止め方を変えるからです。

時間と共に過去が変わる感覚を

味わったことがある人は

この感覚がわかるはずです。

現在の自分は過去によって成り立っています。

そして未来は現在を含めて成り立っています。

抽象度を上げていく。

 

未来が良くなっていくと考えることが

できるなら過去は良い思い出に変えれる

可能性があるはずです。

 

あの時があったから今の自分があるのだと。

全体を俯瞰できる能力が物事を

変えれる力になるのです。

 

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抑うつ状態を経験してから自分自身の在り方が最も重要だときづく。心と身体の健康。自分軸で生きることが何よりも重要。 独りひっそりビジネスを通して自分軸で生きる思考方法を綴っています。

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