人として透明になる思考の持ち方
亡くなった師匠に習った八文字
「仁」「義」「礼」「忠」
「信」「孝」「悌」「智」
心の中に「仁」「義」「礼」「忠」
「信」「孝」「悌」「智」
という文字が伝えたい
「人の気持ち」
この八個の言葉は、江戸末期に
滝沢馬琴によって書かれた
「南総里見八犬伝」の中の文字です。
この八文字の心を均等に持ち、
それを深めていく。
これが、人としての教えの
基準になります。
「信」「孝」
「孝」は、「生み育ててくれた者
の心を知る」という意味です。
東西南北でいうと西に存在する
文字です
会う人、会う人すべてが、
自分を育ててくれている人達
だと知ることだと解釈します。
「信」
「信」という字は、
信じるということではありません。
自分自身を知ると言う意味です。
自分自身を知ってから自分を信じれば
自分の生きる意味を知ることができる
のです。
「孝」と「信」は、西に存在する。
広目天に属しています。
広目天は、字のとおり、広い目を
持つということで、広い思考は
ひとつのことに対し、たくさんの
ものの見方をするということで、
右脳的思考です
形など意識しない、ひとつのことを
十通りに考え、その十通りを
混ぜ合わせてひとつの結論をだす。。
知恵というものは、
そのようなものだということです
「義」「悌」
「義」とは、人としての正しい道
ものごとに対する義務と責任。
自分の考えに責任をもてるか
使う言葉に、責任をもって
話すことができるか
「悌」
「悌」この字は、「共に生きる者」を
兄弟・姉妹と考える思考。
共に生きるということは、
小さいころの兄弟姉妹のように、
助け合って共に学びあって成長
していくことです
「義」「悌」は、北に存在する
毘沙門天に属します。
毘沙門天は、人をこらしめることを
する神として存在しています。
人間の欲に対して、
罰を与えるということです。
本能的な欲は必要です。
だけれども、必要以上の欲は
危険だということなのでしょう。
「礼」「仁」
「礼」この意味は、
人に敬意をもつことです。
自分以上のなにかがあれば、
それにたいして敬意をもつことです。
年上・年下に関係なく。。
「仁」
「仁」は、思いやりです。
本当の思いやりとは
「相手の心を知る」
ということからはじまります。
相手の心を知ることとは、
まず自分の心を知ることが
必要なのです。
「仁」「礼」は、東の持国天が
守護神と考え、これらの原理を
冷静に追求し、知識をふりまかず、
必要なときに伝えます
「忠」「智」
「忠」は、「なおす」「ただす」
の意味があります。
誠意、すなわちつかえるものの
心を知ることにより、従う心を
持つことに「自己をただす」
というとらえかたです。
なにに従うか人それぞれです。
「神」の教えを従うものだと
考えるならそれをもとに
自己の考えをただすということです。
「智」
「智」は、すなわち知恵であり、
さとりでもあります。
この世の、心理を知ることにより、
かしこい人間になるために追求
していけるのです。
「忠」「智」は、南に属します。
守護神は、増長天であり、
生命・活力をあらわします。
人の生きる知恵と喜びを与えます。
まとめ
このように、この八文字は
方角もあらわしてもいます。
ひとそれぞれ、得意な能力が
あると思います。
この八文字の能力を均等に持てる
ようになれば人として
よくなれるはずです。
人それぞれ個性があるはずです。
個性を伸ばすこともよいと思います。
加えて
人としてバランスのとれた思考を
持つことも重要だと思います
波長があるから色がある。
水晶のように最終的には透明な
存在になる
人の思考も透明になることが
良いことだと教わりました
「仁」「義」「礼」「忠」
「信」「孝」「悌」「智」
これは人として透明になる
思考の持ち方
この世あの世を含めの基本
八個の曼陀羅の中にある心
「仁」「義」「礼」「忠」
「信」「孝」「悌」「智」
の八文字です。