現代の医学は、西洋医学が主流です。
病気の原因のひとつにストレスからくる胃痛・自律神経失調症など
ストレスからくる病気を薬で治そうとしています。
もし、ストレスを取り除くことができたらこのような病は
治るのでしょうか・・
伝統医学:
近世以前から行われきた医学あるいは医療、伝統医学と呼ぶ場合
独自の宇宙観や身体観・病理観など理論体系を持っているもので、
確固とした理論体系をもたない民間療法などの伝承医学とは違います。
現存する伝統医学には、中国伝統医学・インド伝統医学・チベット医学・
ユナニ医学の4つがあります。
これらの中で最も統合されたシステムと方法を持つのが、チベット医学
と言われています。
チベット医学のバランス感覚
インド伝統医学や中国伝統医学は、伝統医学として有名かもしれませんが、
生と死の双方を見据え、宗教と医療とを統合的に説くことが少ない。
西洋の合理性と東洋のスピリチュアリテイを兼ね備える伝統医学。
現代は、東洋よりも欧米の方で、補完代替医療への研究が進んできています
チベット医学は、インドの伝統医学アーユルヴェーダを基礎にしています
インドのアーユルヴェーダは、現世御利益的で二元輪的なヒンドウー教
を基盤にしています。
アーユルヴェーダの古典チャラカ・サンヒターには、「医師は、治らない
病気の患者を診るべきではない」という記述があります。
かたや、チベット医学はアーユルヴェーダとヨーガ理論と技術に加えて
仏教的な死生観がプラスされ、医師たるもの仏の慈悲の心を持ち、
患者と心を分かち合い共に悟りを開いて、患者を幸福にあの世に届ける
べきだと教えているのです。
今は、ターミナルケア・緩和ケアなど患者との関係性が
大切になってきています。
医療訴訟を避けて自己保身に走る医師もいるかもしれません・・
だからこそ、医療倫理の面も考慮にいれる。
患者さんを大切にするホスピタリテイが大切になってくるはずです。
チベット医学は世界最古の総合医療体系です。
1000年以上ものあいだチベットで実践され、成果をあげています。
癒しの体系、「ソーワ・リクパ」は膨大な薬に関する知識を擁すると
同時に病気の原因と性質、3種の内なる生命エネルギー、7万2千本の
脈菅の構造について、独自の理論を有しています
チベット医学は、医学と仏教はきわめて密接な関係にあって、総合的な
医療体系には心身両面を癒す手段が備わっている。
チベット医の慈悲深さは、評判があります。欧米諸国も含めてです。
医療は癒しの要素と予防医療が大切になってくる
医療も癒しの時代になったんだと感じます。
単なる対症療法ではなく病気を根本から治し、
二度とかからないようにする方法。
健康状態を根本から改善する方法が必要なのかもしれません。
チベット医学では、病気をまず原因の観点から、
次にその性質から定義します。
病気の原因として、食生活、日ごろの行い、季節、カルマの
4つが挙げられます。
食生活の乱れ、誤った生活習慣、季節の変化、悪いカルマの報いは
どれもみな病気の元になるとされています。
仏教では身体の病気の本質を精神的な面からとらえ、心を汚す三毒
「貪欲・怒り・無知」が原因であると説いています。
これらの心毒によって3つの生体エネルギーのバランスが崩れたとき、
病気という形で表にあらわれるといわれています。
3つの生体エネルギー(ルン・テイーパ・ぺーケン)
ルン:
「風」と訳されます。この風のエネルギーは神経系を通って体中に
行き渡り、生命を維持し、体を動かす。人が歩くのも食物が消火管
の中を移動するのも、ルンの働きによるもの。臀部に位置しています。
テイーパ:
「熱」と訳されます。体内で熱を発生させ、消化を促します。
横隔膜のあたりに位置します。
ベーケン:
「粘液」と訳されます。潤滑作用があり、体内の水分量を調節します。
頭部に位置しています。
チベット医学では、病気と治療には食生活が重要な役割を果たしています。
食材を3つの生体エネルギーに及ぼす作用に応じて分類しています。
病気を治療する重要な方法は、食事と生活習慣の改善を指示すること。
治療を施すのは常に次善の策としています。
食生活の大切さ・3大エネルギーのバランスを整えて
心身共に健やかになる方法、自然の産物であるハーブを
無病息災に役立てる方法を紹介する。
チベット医が治療に用いる手段は、もぐさをツボに据えて
火をつける灸療法
カップを患者の皮膚に吸着し、体内に蓄積した毒素を散らす
吸い玉療法
過剰な生体エネルギーを抑制・除去してバランスを整えるために
処方される生薬
他にも治療に使われる錬金薬などがあるそうです。
吸い玉療法は、僕もしてもらって効果を実感しました。
血流が悪いところは、くっきり跡が残りここが悪かった
んだなと一目でわかります。
西洋医学では治しきれない病気には東洋医学のアプローチも
必要なんではないかと感じます。
特に、食生活・血液の流れの滞りは、根本から病気を治すの
には必要かと思います。
自分の身体を整える。当たり前だけどなかなかできない。
西洋医学で誤魔化して治す傾向が強いと感じます。
病の原因のほとんどはストレスそして考え方が原因かもしれない
病気とはなにか!?
仏陀は万病の根本原因は「無明(マクリパ)」という我執であると説いた。
誤った考えを持ったままだとルン・デイーパ・ベーケンのバランスが
乱れて病気が生じる。
ストレスと苦悩の原因は、煩悩であるとチベット医は考えます。
ストレス性疾疾患、抑うつ状態・不安障害・高血圧・消火器の不調・・
これはルン(風)のバランスの乱れからくるといわれています。
だからこそ、食生活の改善・考え方を変える。
これらは、病気を治すには必要不可欠なのでしょう。
いくらお金が有り余るほどあっても病気で食べ物を
食べられなかったら食事を楽しむことができませんしね。
ストレスを抱えてうつ症状が強かったら考え方を変えて
別の会社に行ってみる・自分で事業を始めてみる。
お金の心配があるなら、生活レベルを落として自分に
みあった仕事を探してみる。
会社のストレスで我慢の限界で倒れかけている人こそ
考え方を変える必要があるのかもしれません。
最も、そういう状態の時は思考力も停止して考え方を
変えるなどの思いが余裕がなくて生まれないかもしれません
まずは、休養をとることが先決になってくるとは思います。
考え方を変えることで、病気が治るなら素晴らしいことです。
だけれども、いちばん難しいことかもしれませんが
現代の人にとっては・・
病も気から考え方・思考を正しく変えることは
重要なことだと思います